マスタブラウザを調査する

Windows 中級者向け情報

マスタブラウザとは

マイネットワークから「近くのコンピュータ」などを開くと、ファイル共有やコンピュータの一覧が表示されます。

この一覧のリストを保持しているのがマスタブラウザです。
ファイルの共有などの調子が悪いときは、このマスタブラウザの調査をすることによってトラブルの解決につながります。

nbtstat を使用する

マスタブラウザを調べるにはnbtstatコマンドを使用します。
コマンドプロンプトから、以下の通り入力します

 nbtstat -a IPアドレス

出力された結果に、..__MSBROWSE__.<01>が含まれていた場合、その端末はマスタブラウザの役割を担っています。

出力例:

 c:\>nbtstat -a 192.168.100.2
 
 ローカル エリア接続 1:
 Node IpAddress: [192.168.100.10] Scope Id: []
 
           NetBIOS Remote Machine Name Table
 
       Name               Type         Status
    ---------------------------------------------
    WIN2003        <00>  UNIQUE      Registered
    GRP            <00>  GROUP       Registered
    GRP            <1C>  GROUP       Registered
    WIN2003        <20>  UNIQUE      Registered
    GRP            <1B>  UNIQUE      Registered
    GRP            <1E>  GROUP       Registered
    GRP            <1D>  UNIQUE      Registered
    ..__MSBROWSE__.<01>  GROUP       Registered
 
    MAC Address = 00-00-00-00-00-00 

意図しない機器がマスタブラウザになっている場合は、その機器を再起動することによってファイル共有の調子がよくなる場合があります。

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