OCテックノート

便利なMediaWikiのキャッシュ機能ですが、開発時、構築時には
「あれ？スキンを変更したのに変更されていない…。」
と面食らう原因になります。
開発時ぐらい、無効にしておきましょう。

Localsettings.phpに以下を追加するとキャッシュが無効になります。

 $wgCachePages = false;
 $wgCacheEpoch = 'date +%Y%m%d%H%M%S';

ここでスキンと言っているのは、見た目のことです。

Monobookというスキンがデフォルトになっていますので（Wikipediaのような灰色の砂をまいたような外見）、単に外見を変更するだけならMonobookというスキンを編集しても変更ができます。
ただ、今後Monobookというスキンも残しておきたい場合、別のスキンを作った方がいいですよね。

で、変更する方法です。
基本的に、Mediawikiの外見は、「skins」フォルダの中のCSSとHTMLを出力するPHPプログラムで構成されています。

たとえば新しく作るスキンの名前を「demo1」とする場合、まずskinsフォルダにdemo1というフォルダを作ります。この新しいフォルダには、monobookフォルダの内容を全部コピーしておいた方が、後々楽です。
その後、skinsフォルダに（これは「demo1」の中ではありません）”demo1.php”というファイルを作ります。これも、内容はMonoBook.phpというプログラムをコピペしておいた方がよいでしょう。
LocalSettings.phpの$wgDefaultSkinとあるところを、次のように変更します。

 $wgDefaultSkin = 'demo1';

まだ終わりじゃありませんよ～。先ほど作った、demo1.phpというファイルを開きます。TerapadなどのUTF-8で編集・保存できるテキストエディタを使いましょう。そして、MonoBookと書いてあるところを全部”demo1″に置換します。
これで準備は終了です。あとは、demo1.phpとdemo1フォルダ内のmain.cssを編集していきましょう。そうすると、オリジナルのdemo1スキンの完成です！