PHPをWindowsマシンで動かしてみる

PHP

PHPをWindowsマシンで動かす

PHPをテストや勉強のため、すでにApacheの入っている自分のローカルのマシンで動かしてみたかったんですが、本家PHPのサイトだとちょっと情報が散らばっていてつまづいたところもあったので、シンプルに流れだけをまとめて書いてみます。

すでにApache2.0.49がインストールされている状態から始めます。
(Apache自体のインストールの仕方はこちら)
http://www.apache.org/

ここで紹介するのは、CGIバイナリ版です。
CGIバイナリ版だと、セキュリティー上問題がありますが、 まぁ、自分のPCではWebサーバー公開していないからいいか、という程度のものです。本格運用の際は、参考にしない方がよさそうです。詳しくは
http://www.php.net/manual/ja/security.cgi-bin.php

  1. PHPのダウンロードサイトへ行きます。 http://www.php.net/downloads.php
  2. 下の方にある、PHP4.4.4installerをクリックします。他のZipのファイルだと、自分で色々と編集をしなければならないので、手っ取り早いのはインストーラー付のこちらです。
  3. ダウンロードして、解凍して、インストーラーを走らせます。
  4. Webサーバーを選択する画面で、Apacheを選ぶと、一番最後に、”Sorry,the software to automatically configure the Apache httpd.conf file has not yet been written.(以下略)というメッセージが出て、マニュアルで何か設定をしないといけないんだな、と気づきます。
  5. 以下の行を Apache 設定ファイル httpd.conf へ追加します。

Apache 2.0 で CGI 版の PHP を使用する場合の設定

 ScriptAlias /php/ "c:/php/"
 AddType application/x-httpd-php .php
 Action application/x-httpd-php "/php/php.exe"
  1. これで大丈夫のはず!Apacheをリスタート。
  2. かんたんなPHPのスクリプト<?php print “PHP enabled”; ?>などをtest.phpという名前で\Apache Group\Apache2\htdocsに保存し、http://localhost/test.php

を指定して、PHP enabledと表示されれば成功です![smile]

PHPをWindowsマシンで動かす場合、必要なソフトを一括でインストールできるソフトもあります。
Apache、MySQL,PHP,Perlなど一括インストール

PHPをEclipseで開発する

Eclipse
PHP

オープンソースで高機能だという話のEclipseで、PHPを開発してみます。

Zendが提供してくれている、PHP Development Tools (PDT)をダウンロードしましょう。

めっちゃ簡単でシンプルな方法です。設定とかいりません。

Zendが何もしなくてもPHPの開発ができるツールを用意してくれているので、下記のURLのなかほどにある

 * Download all-in-one for Linux 
 * Download all-in-one for Windows 
 * Download all-in-one for MacOS 

から自分の利用するOSにあったものをダウンロードします。

Eclipse PHP Development Tools
http://www.zend.com/community/pdt?ecl=EclipseZend

あとは、ダウンロードしたものを解凍して、好きなディレクトリに入れ、eclipse.exeを起動します。

続き: Eclipse 使い方
   Eclipse PHPWebアプリケーションのデバッグ

PHPの設定情報を見る

PHP

PHPの環境を確認する

ブラウザなどからアクセスする場合は、たとえばphpinfo.phpというファイルを作って

 <?php phpinfo() ?>

と書いてブラウザからphpinfo.phpにアクセスしましょう。

PHPのバージョンを見る

PHP

PHPの現在のバージョン情報や、その他設定を見る

PHPのバージョン情報確認

ブラウザなどからアクセスする場合は、たとえばphpinfo.phpというファイルを作って

 <?php phpinfo() ?>

と書いてブラウザからphpinfo.phpにアクセスしましょう。

コマンドラインから

 php -v

でも見れます。

PHPのエラー出力設定の変更

PHP

PHPのエラーの出力設定を変更したい

php.iniというPHPの設定ファイルを開いて、

 ; Error handling and logging ;

と書いてあるあたりを探します。
php.iniの設置場所が分からない場合は、php.iniの場所を見てください。

エラーの出力自体がOFFになっている場合は

 display_errors = Off

とあるところを、

 display_errors = On

にしましょう。

また、通常は

 error_reporting  =  E_ALL & ~E_NOTICE

というモードがデフォルトになっているかと思いますが、これはすべてのエラーを出力しますが、影響度の低い通知や、コードの警告は出ません。
厳しくエラーを出したい場合は

 ;error_reporting = E_ALL & ~E_NOTICE | E_STRICT

とある箇所を探し、冒頭の;を削除しましょう。(これで有効になります。)
その場合、すでに設定してあるエラーモードは;をつけましょう。

また、PHPの起動シーケンスにおいて発生したエラーを表示させるには

 display_startup_errors = Off

 display_startup_errors = On

にしましょう。

そのあと、Webサーバーを再起動すると、設定が反映されているはずです。

レンタルサーバーなどで、php.iniで設定を変更できない場合は、.htaccessにて次のように記述すると、PHPのエラーを表示できます。

 php_flag  display_errors On

表示しない場合は

 php_flag  display_errors Off

関連:PHP エラーログの場所