【可視セルの選択】非表示としているセルをコピー対象としない
エクセルのコピー機能を使っているとデフォルトでは非表示となっているセルもコピー対象とします。
これを見えてるセル(可視セル)だけコピー対象とするような方法を紹介します。
- EXCELでどのような現象が発生するかの説明します。>#r41a0fa0
- 何ができるの?>#b62e499f
- 「可視セルの選択」を利用する方法>#n91f6852
- どんな時に使えるの?>#ma1450b3
EXCELでどのような現象が発生するかの説明します。
サンプル セルに以下の通りのデータがあったとします。
&ref(1.jpg);
上記サンプルの内、【B 200】のセルを非表示とします。
&ref(2.jpg);
【A 100 から C 300】のデータを含む範囲をコピーして
異なるセルに貼り付けると非表示となっている【B 200】もコピーした結果には
表示されます。
&ref(3.jpg);
何ができるの?
可視セルの選択を利用して上記オペレーションをすると非表示となっているセルはコピー結果には表示されません。
具体的には、【A 100 から C 300】のデータを含む範囲を選択後、画面右上にある
ツールバーから「可視セルの選択」ツールを押下してから
コピーすると非表示となっているセルはコピー対象とならない。
&ref(4.jpg);
[可視セルの選択]を利用する方法
最終的には下図のようにツールバーに可視セルの選択ツールを登録します。
&ref(5.jpg);
ツールバーに登録するには、
EXCELメニューバー>表示>ツールバー>ユーザー設定
を選択していくと以下のようなポップアップが表示されますので
下図の①~④の通り選択していくと可視セルの選択が存在します。
これを任意のツールバーにドラッグ&ドロップして登録しましょう
&ref(6.jpg);
どんな時に使えるの?
このテクニックはサンプルのように対象データ数が少ない場合には
あまり効力を発揮しません。しかし、EXCELフィルタ機能などを利用して
大量のデータから表示するセルを絞っている場合などには非常に便利です。
また、フィルターとこの可視セルの選択を使えば、ある特定の文字列を含む
行だけを削除するなんて事も簡単に可能となります。
(EXCELでは、複数行を削除したい場合、選択範囲の中に非表示行があると
&color(#ff0000){非表示行も削除対象};としてしまいます。)
- THANKS — {2011-02-09 (水) 19:56:03}