2013/8/27時点の情報です。
mod_pagespeedを導入すると、クライアント側のレンダリング速度は改善されますが、サーバー側のCPU負荷・メモリ消費・Disk I/Oは増加し、純粋なスループットは低下します。
Disk I/O負荷を軽減するため、キャッシュ領域にtmpfsを割り当てたり、memcachedを利用することが可能です。
インストール
下記ページからサーバーにあったパッケージを取得します。
https://developers.google.com/speed/pagespeed/module/download
CentOS 65bitの場合は下記の手順になります。
wget https://dl-ssl.google.com/dl/linux/direct/mod-pagespeed-stable_current_x86_64.rpm yum install at rpm -U mod-pagespeed-*.rpm
デフォルトでmod_pagespeedが有効で、css/javascript/画像の最適化が
有効な状態になっています。
Webサーバーを再起動すると、mod_pagespeedが有効になります。
設定ファイルの場所
apacheの場合は下記になります。
/etc/httpd/conf.d/pagespeed.conf
mod_pagespeedの有効・無効切り替え
pagespeed.confで有効・無効を切り替えることができます。
インストール時デフォルトで有効になっています。
有効にする
ModPagespeed on
無効にする
ModPagespeed off
統計データ表示
下記URLで統計データを閲覧できます。
http://server-name/mod_pagespeed_statistics
デフォルトではローカルホストしか閲覧許可していないので、必要に応じてpagespeed.confを修正します。
<Location /mod_pagespeed_statistics> Order allow,deny Allow from localhost Allow from 127.0.0.1 SetHandler mod_pagespeed_statistics </Location>
処理メッセージ表示
下記URLで処理メッセージを閲覧できます。
http://server-name/mod_pagespeed_statistics
デフォルトではローカルホストしか閲覧許可していないので、必要に応じてpagespeed.confを修正します。
<Location /mod_pagespeed_message> Allow from localhost Allow from 127.0.0.1 SetHandler mod_pagespeed_message </Location>
キャッシュをクリアする
cssファイル等を変更すると、キャッシュをクリアしないと表示が崩れる場合があります。
下記コマンドでキャッシュをクリアします。
touch /var/cache/mod_pagespeed/cache.flush
古いキャッシュは、新しいキャッシュで上書きされるようになります。
- 2013/9/17 キャッシュクリアのファイルパスを訂正しました。