ios Volume Purchase Program を利用してB2Bアプリを公開する方法

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Volume Purchase Program(VPP)とは

企業・組織でアプリを購入する際に、書くIOS端末に紐付けられたクレジットカードで支払いをする場合、手間が非常にかかる。また組織内でどれくらいのアプリを購入したのか把握しづらい。
そこでVolume Purchase Programを利用するとアプリを組織内で購入する数を一括購入が可能。ただ、アプリ内購入に関してはそれぞれのアップルIDに紐付けられたクレジットカードで支払われるので注意が必要。
また、購入したアプリを組織内で配布する際はMDM(Mobile Device Management)システムが必要となる。MDMシステムの利用は多くの会社が提供しているが、ほとんどの場合、有料である。

カスタムB2Bアプリとは

iOSアプリは通常、App Storeを経由してアプリを公開する。しかし、それではアプリを特定企業や組織に向けて限定的に配布することができない。
そこでカスタムB2Bアプリとしてアプリを作成しVPP Storeにてアプリを販売・提供することができる。

カスタムB2Bアプリの配布方法

App Storeにアプリを公開する際と同じように、手続きを進めていく。
ただ、itunes connectからアプリを登録する際
「価格および配信状況」を選択し、「Volume Purchase Program」の欄から「カスタム B2B App として非公開で利用可能」のラジオボタンを選択しておく。
選択すると提供先の組織のAppleIDが聞かれるのでAppleIDを入力してからSubmitする。ここで言うAppleIDはVPP専用のAppleIDなので注意が必要。
AppleIDは随時追加できるので、アプリ公開後にも追加は可能だが、新規登録の際は最低1件のAppleIDが必要となる。
すでに公開済みのアプリをB2Bに転用・併用することができないため、新規にアプリを登録する際にのみB2Bアプリとして設定が可能。
また、カスタムB2Bとして登録する場合は、セキュリティ面など通常のアプリの審査とは少し基準が変わるらしい。

VPPアカウントの取得方法

https://deploy.apple.com/qforms/open/register/index/avsのVolume Purchase ProgramのEnrollを選択し、必要な情報を入力してください。
こちらで使用するメールアドレスは他のAppleIDに何も使用していないものを利用する必要がある。またフリーメールではアカウントが作れず、組織のドメインのメールアドレスが必要となる。
またDUNSナンバーが必要でhttps://developer.apple.com/support/D-U-N-S/jp/のAppleのサービスから検索できる。DUNSナンバーは申請したことがなくてもできている場合があるので、先に検索したほうが良い。Appleのサービスからだと、DUNSナンバーを検索し、ない場合はそのまま申請してれる。無料でやってくれ、レスポンスも他のサービスよりも早い。

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