phpMyAdminでMySQLのストレージエンジンを変更する
MySQLのストレージエンジンにはMyISAMとInnoDBがありますが、テーブルごとにこれを切り替えることができます。
phpMyAdminを利用して、これを変更する方法を紹介します。
- テーブルを選択しておく
- 「操作」タブをクリック
- テーブルオプション、とある箇所の「ストレージエンジン」で切り替え
MyISAMとInnoDBの違い
php3.5.2/MySQL5.5でテーブル一覧表示が非常に遅くなることがありました。
phpMyAdminのデフォルト動作では、テーブルやビューの正確な行数を取得しようとするため、テーブル一覧表示等が遅くなることがあります。
slow queryログを確認すると下記のようなSQLが実行されていました。
SELECT 1 FROM table-or-view-name LIMIT 100000;
config.inc.phpに下記行を追加すると、正確な行数ではなく概算見積もりしか取得しなくなるため、改善できることがあります。
$cfg['MaxExactCountViews'] = 0; $cfg['MaxExactCount'] = 0;
phpMyAdmin2.10.0.2のインストールでインストールをしても、PHP5では上記のエラーが出る場合があります。
次の方法を試してみましょう。(下記の例はWindowsにインストールした場合)
1.phpの設定を見直す。
php_mysql.dll DLL を有効にしておく必要があります。
具体的な手順はphp.iniで、
extension=php_mysql.dll
とある個所を探し、冒頭の;を削除します。
また、extensionの格納場所の指定が正しいかも見ておきましょう。同じくphp.iniで
; Directory in which the loadable extensions (modules) reside. extension_dir = "C:/php/ext"
とある箇所を探し、C:/php/extという箇所が、自分の設定と同じか調べて、違っていれば訂正します。
以上の手順が終わったら、Apacheを再起動します。
2.次に、 Windows で PHP のディレクトリを PATH に追加する必要があります。
参考:http://jp2.php.net/manual/ja/faq.installation.php#faq.installation.addtopath
関連:
phpMyAdmin3.1.3
phpMyAdminでSQLファイルやCSVファイルからデータベースへインポートをすることはよくあると思います。
しかし
「インポートするデータを受信できませんでした。ファイル名が送信されていないか、ファイルサイズが PHP の設定で許可された最大値を超えています。FAQ 1.16をご覧ください」
という警告が出て、ファイルをアップロードできない場合があります。
インポートするファイルの横に
(最長: 2,048 KiB)
などと出ている場合、最大でこのサイズを超えるファイルはアップロードできないことになります。
いろいろなやり方でこの問題を解消できますが、簡単なやり方は、PHPの
pload_max_filesize, memory_limit
というリミットを大きくすることだと思います。
php.iniを編集して、上記のリミットサイズを大きくしてみましょう。
具体的には、php.iniを開き
; Maximum allowed size for uploaded files. upload_max_filesize = 2M
とあるところを
upload_max_filesize = 2M →10M
などと変更すれば、最大10M までアップロードできるようになります。
php.iniを編集したら、Webサーバーを再起動するのを忘れずに。
phpMyAdmin公式サイトのFAQ
http://onlineconsultant.tv/phpMyAdmin/Documentation.html#faqserver
PHP
Apache、MySQL,PHP,Perlなど一括インストール
MySQL
phpMyAdminはWebブラウザからMySQLデータベースを管理するためのPHPで記述されたソフトウェアです。
レンタルサーバーなどでMySQLデータベースを利用していて、TELNETやSSHによるログインが出来ない場合、データベースの状態がよく分からなくなってしまうことがあると思います。
phpMyAdminを使用するとWebブラウザからMySQLのテーブル操作、インポート・エクスポートすることが出来ます。
下記のサイトから、ダウンロードをします。以下はphpMyAdmin 2.9.1.1についての解説です。
2007年4月時点で最新の2.10.0.2はこちら。phpMyAdmin2.10.0.2のインストール
http://www.phpmyadmin.net/home_page/downloads.php
インストールについては
http://www.phpmyadmin.net/documentation/
に説明がありますが、英語でよく分からないので、私なりのやり方を次に解説します。
・解凍するファイルは解凍する。フォルダの名前はphpMyAdminなどに変えたほうが後々分かりやすいでしょう。
・一番上の階層にあるconfig.inc.phpの次の箇所を次のように編集します。
38行目あたり $cfg['Servers'][$i]['controluser'] = '(あなたのデータベースへ接続するユ ーザー名)***'; $cfg['Servers'][$i]['controlpass'] = '(あなたのデータベースへ接続するパスワード)***';
データベースへの接続のユーザー名やパスワードは、レンタルサーバー屋やプロバイダで独自に設定方法が設けてあると思います。
そして、FTPなどでphpMyAdminを全部アップロードします。
ブラウザを起動して”http://www.ドメイン名/phpMyAdminをおいた場所”にアクセスします。
ログイン画面では、上記で記入した「あなたのデータベースへ接続するユーザー名」「あなたのデータベースへ接続するパスワード」を入れましょう。
上記に述べた
http://www.phpmyadmin.net/documentation/
では、スクリプトを使って、GUIで設定する方法も書いてありますが、その方が分かりにくかったですね。英語なので(笑)
その方法は、configというディレクトリを作り、config.inc.phpをその中にコピーして、ブラウザからscripts/setup.phpにアクセスします。
確かに、GUIのセットアップ画面が表れます。
最後に、phpMyAdminに他の人がアクセスできないように、このフォルダに.htaccessなどを使ったベーシック認証をかけましょう。
この方法は、例えばこのサイトなどに載っています。
http://www.shtml.jp/htaccess/basic.html
phpMyAdmin2.10.0.2のインストール