エンジニアのための時間管理術を読んでみました

業務効率改善のために「エンジニアのための時間管理術」を読みました。
感想などを書いていきたいと思います。

呼んでみようと思った理由
タスク管理ツールなどを使ってなんとなくでやっていた時間管理を
一度体系的に学んでベターな時間管理をしたいと考えたから。

感想
タイムマネジメントって難しいと改めて感じた。
今抱えているものだけでなく
急に厳しい期限で新しいタスクが入ってくることがあるというのは
タイムマネジメントを難しくする要因の中で上位だと思う。
1ヶ月先までの期限の仕事を後回しにしていて、
別の優先度が高い作業を始めて急に最優先でやらなければ仕事が入ってきて
後回しにしていた作業もあって地獄を見るなんてのは…考えたくないです。

本書で例えばプログラムを書いている場合に
メールが来ること、
突然話しかけられること、
チャットが来ることなどを
じゃまが入るというどストレートな表現してたのは面白かった。

作業を完了するには中断なしで丸1日、
実際には1ヶ月という言葉も面白かった。
他の人の仕事も実際こんな感じなんだろうと思う。
自分から見て他の人の作業が「その作業もっと早く終わるはずなのに」
というものがあってもその人なりの事情があるのだと感じた。
その事情を把握して自分にできることがあれば手助けしたいし、
逆に自分も事情を説明してどうすれば早くなるかを相談したい。
またじゃまにならないような割り込ませ方も考えたい。
新しい仕事を振る時はこの時間の時にするとか。

実はプログラマ向けの本ではないとばっさり書かれているが、
自分でも当てはまったし、読んだ感じ社会人向けの本として有用だと思う。
完全なプログラマ向けのやつがあるなら読んでみたいと思った。

自分みたいにあまりちゃんと時間管理をやってなかった人が
本書に載っていることを全部やってみるのは困難だと思う。
無理のない範囲で取り入れていきたい。

以下章ごとのまとめ、プチ感想など

1章 タイムマネジメントの原則
原則として以下の6つがある。

  1. タイムマネジメント情報を1つの「データベース」にまとめる
    タスク管理ツールなどを色々使わない。一つにする。
  2. 能力は重要な作業のために温存しておく
    プロジェクトAを行っている場合はそれ以外のことは考えない、忘れる。
    プロジェクトBのことが気がかりな場合、その気がかりをメモしておいて脳では忘れる。
    やっている作業のこと以外は考えない
  3. 日課を定め,それらに従う
  4. 習慣やモットーを養う
  5. 「プロジェクトタイム」の間は集中力を保つ
  6. 日常生活の管理にも,仕事で使用するのと同じツールを使用する
    日常で練習して仕事に活かすのもあり

2章 集中と割り込み
集中しやすい環境を作る。
メーラーは基本的に閉じて2〜3時間おきにみる。
迷ったら捨てる、閉じる。
自分の場合は開きっぱなしが多すぎる。
自分の集中力のピーク時を認識し、その時間に最重要タスクをこなす。
基本はマルチタスクが当たり前だが、
ストレスが溜まっている時、睡眠不足の時は避ける
割り込みされた時は委任することも大事
委任できなかったら諦めて頑張りましょう。

3章 ルーチン
出来るだけ余計なことを考えないようにルーチンは作れるなら作るべき
考えることは重要な仕事に回す。
ただ定期的にルーチンの見直しはやったほうがいいと思う。

4〜7章 サイクルシステム
自分の記憶力を信用しない
サイクルシステムを作成する。

  1. 365日分の作業リスト(作業日誌)
  2. 今日のスケジュール
  3. 約束のカレンダー
  4. メモ(人生目標などを記載)

そして,毎日を以下のサイクルで繰り返す.
・今日のスケジュールを作成する
・今日の作業リストを作成する
・優先順位を付け,スケジュールを調整する
・予定に取り組む
・1日の終わり
・会社を出る
・繰り返す

結構大変そうなので最初は緩く始めてもいいかも

目標を立てないと
「単純に作業をうまく進められるようになるだけ」
になってしまう。
・”何を” 実現したいのか
・”いつ” それを実現したいのか

以下の期間で立てる
・短期(1ヶ月)
・中期(1年)
・長期(5年)

こういうのが苦手なのはなんとかしたい、特に長期。

8章 優先順位
自分で優先順位を決める。
ただ上司が考える優先順位とは異なっているかもしれないのでその辺りは確認する。
自分は今、Aという仕事とBという仕事があって~な理由でAを優先して行うつもりですけどよろしいですか等

9章 ストレスの管理
自分に合ったストレスの管理方法、発散方法を見つける。
自分は体の健康が心の健康につながると思うので運動を継続的に行う。
自分の場合はマッサージはその時は楽になるけど応急処置感があってすぐに戻ってしまう。

10章 電子メールの管理
不必要なメールはどんどん消す。
検索があるとはいえ多いことにいいことはない
メーラーはこの時間に開くなどを決めておく
メールが来たらすぐ返さないといけないことがある場合は難しいけども…
社内チャットツールなども緊急の場合は口頭で伝えてもらうようにお願いして2、3時間おきに見るとかでいいと思う。

11章 時間の浪費
水漏れをしている床を毎回吹くのではなく水漏れしている原因に対処するというのはいい例えだと思った。
根本を解決することに時間を費やす。

仕事上に対しての時間の浪費を減らすのはもちろんだが、
日常生活についても書かれていた。
レンタルビデオ店に行かずNetflixで見ると移動時間が減るなど。
別にそこまで気にしすぎなくてもいいのではと感じたが。
レンタルビデオ店は今では自分も行かないが
書店は実際に足を運びたくなったりするし、
結局 amazonの方が安かったりしてamazonで買うこともある。
ゲームとかもそう。

12章 文書化
文書化はすべきだと思う。
ただし、細かすぎる文書化をすればいいわけではないので注意する。
アップデートが頻繁なサービスの文書化などはしょっちゅう見た目が変わったりするので

13章 自動化
この辺はすべき。
事務的な作業でもpythonとか使って効率化できるとこはしていけるといいなあと思う。

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